環境問題に関する本で、読んで良かった本をまとめました。
- ゼロ・ウェイスト・ホーム ごみを出さないシンプルな暮らし
- 目からウロコなエコの授業
- プラスチック・フリー生活
- これってホントにエコなの?
- 教授とミミズのエコ生活
- 大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実
- リサイクルと環境のねだん
- 生ごみは可燃ごみか
- 江戸に学ぶエコ生活術
- 大江戸リサイクル事情
- 追跡!私の「ごみ」
- 「脱使い捨て」でいこう!
- さらば、食料廃棄 捨てない挑戦
- 世界の食料ムダ捨て事情
- ゴミ分別の異常な世界
- プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する
- 沈黙の春
- 13歳からの環境問題
- シンプルなクローゼットが地球を救う ファッション革命実践ガイド
- 世界があっと驚く 江戸の元祖エコ生活
- 複合汚染
- 捨てられる食べものたち
- ごみと日本人 衛生・勤倹・リサイクルからみる近代史
- 「環境の科学」が一冊でまるごとわかる
- データでわかる 2030年 地球のすがた
- 水問題の重要性に気づいていない日本人 「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで
- 大豆と人間の歴史
- 地球を滅ぼす炭酸飲料 データが語る人類と地球の未来
- マッキンゼーが読み解く食と農の未来
- 76億人が暮らす「一軒家」地球で起きていることにはすべて理由がある
- DRAWDOWN 地球温暖化を逆転させる100の方法
- 地球に住めなくなる日 気候崩壊の避けられない真実
- 2060未来創造の白地図 人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる
- 身近なプラスチックがわかる
- 甘いバナナの苦い現実
- 生態学者の目のツケドコロ 生きものと環境の関係を、一歩引いたところから考えてみた
- 生物多様性を問いなおす 世界・自然・未来との共生とSDGs
- 食にまつわる55の不都合な真実
- 戦争って、環境問題と関係ないと思ってた
- はじめてのエシカル 人、自然、未来にやさしい暮らしかた
- フェアトレードのおかしな真実 僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た
- チョコレートの真実
- サステナブル・フード革命 食の未来を変えるイノベーション
- ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治
- ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治
- プラスチックの現実と未来へのアイデア
- 「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護
- だれでもできる地球を守る3R大作戦
- 図解でわかるカーボンリサイクル
- 【図書館で借りてからの購入をおすすめします】
- その他おすすめ本まとめ
ゼロ・ウェイスト・ホーム ごみを出さないシンプルな暮らし
カリフォルニア在住のフランス人女性による、シンプルでモノを持たない暮らしの実践紹介。
「台所と買い物」「仕事部屋」「子育てと学校」「外食・旅行」など生活のシーンごとに紹介される実践的なアイデアには、様々な角度から暮らしを変えていくヒントが満載です。
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ゼロ・ウェイストの入門書!
目からウロコなエコの授業
「北極の氷が溶けても海面は上昇しないってホントですか?」「温暖化で5m以上海面が上昇するってホントですか?」「ゴミは燃やしていいんですか?」という質問を受け、驚きました。もちろん小学生からです。その他にも、小中学生から「地球温暖化って何ですか?」「日本はどうなるんですか?」「ボクたちはいったい何をすればいいのですか?」など、毎日のように質問のメールをいただきます。
子供たちの環境問題への関心が非常に高まってきていると同時に、テレビに登場する「懐疑論者」の断定的な発言に振り回されている様子がうかがえます。あなたは、子供たちからこれらの質問を受けたときどう答えますか?
本書では、「目からウロコなエコ」の具体例を挙げながら私なりの対応をご紹介しています。ぜひともお読みいただき、子供たちからの難問?に備えると共に、あなた自身も環境問題の理解を深め、実践へのヒントにしていただければ幸いです。
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とても分かりやすい1冊です!
プラスチック・フリー生活
プラスチック汚染の問題は、私たちの健康にも深く関わっている。使用中に漏れ出す化学物質の影響とは?毎日、使い続けても、本当に安全なのか?15種類のプラスチックを、添加されている化学物質とともに徹底解説。
プラスチックの日用品を8割近く減らす簡単な6つのアクションのほか、さまざまな代替品についても紹介するプラスチック・フリー生活スタートガイドの決定版!
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内容はとても勉強になるのですが、デザインのせいなのかレイアウトのせいなのか個人的にはとても読みにくい本でした。
これってホントにエコなの?
ヨーグルトの容器は、リサイクルに出す前に洗うべき?紙袋はレジ袋よりも本当にエコなの?
食器洗浄機と手洗い、水の節約になるのはどっち?オーガニック食品を食べるのは本当にグリーンなの?
いちばん環境に優しいコーヒーの淹れ方とは?マイカップは、使い捨てコーヒーカップに比べて本当にグリーンなの?
よりグリーンなのはお風呂? それともシャワー?環境に優しい化粧品を選ぶには?本書は、そんな日常生活で遭遇する140以上もの疑問に対し、事実に基づく解説とともに答え、あなたの「グリーン」なお悩みの解決をお手伝いします。
エコに関する一つひとつの難問の核心を見極め、自らの直感を問い直し、十分な情報に基づいた判断をできるようにして、環境にもたらす負担の軽減に取り組みましょう。
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エコのモヤモヤをデータを元に解消してくれる!
教授とミミズのエコ生活
なぜ、哲学者はミミズにハマったのか?12年前に開始された、独りきりのエコ生活の顛末。
本書では、12年以上におよぶミミズと太陽光発電による「エコ生活」の全貌をレポートしている。
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ミミズコンポストもやってみたくなりました。共存ですね。
大量廃棄社会 アパレルとコンビニの不都合な真実
「このままじゃだめだよな」「なんか変だな、おかしいな」暮らしの中で、ふと思うことはありませんか?
たとえば、一回も袖を通すことなく、洋服を捨てる時。イベントだからと買った恵方巻きやケーキを食べ切れなかった時。新品の服が1年間に何億枚も廃棄されていることを知った時。たくさん作って、たくさん買って、たくさん捨てる。それが当たり前の時代だが、「無駄」のウラには必ず「無理」が隠れている。
NHKの元キャスター・国谷裕子氏と「SDGsプロジェクト」に取り組む朝日新聞の2人の記者が、「大量廃棄社会」の実情と解決策を徹底リポートします。
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初めて読んだときは衝撃でした。自分の知らない世界でした。
リサイクルと環境のねだん
スーパーのレジ袋1枚くらか知っていますか?世界では使用禁止に する国もあります。
環境にかんする様々なねだんを伝えます。
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中古車両の値段や原発の後始末にかかる値段など、お子さん向けの本ですが知らないことばかりで驚き。
生ごみは可燃ごみか
海外の環境先進国はごみ処理分野でも地球環境保全に積極的に取り組んでいる。
一方、日本は狭い国土で多くの焼却工場を稼働させ、排熱や二酸化炭素を大量に出し、温暖化を加速させ、環境への負荷を生じ続けさせている。
本書では、生活者の視点から家庭の生ごみが焼却処理されている現状に疑問を呈し、生ごみリサイクルの必要性を経済的にかつ科学的に説明する。
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わかりやすく読みやすい本です。コンポストを導入するか悩んでいる人は読んでほしい。
江戸に学ぶエコ生活術
日本建築やデザインの美しさに魅了されたアメリカ人研究者が、新たに着目したのがサステナブルな社会を実現した江戸の暮らしです。
「足ることを知る」の精神こそがその答えだと考えた著者は、その豊かな心を世界に伝えたいと、本書のもととなる英語版を執筆しました。
本書がこれまでの「江戸環境本」と決定的に異なるのは、現代人の目で見たストーリー仕立てになっていること。当時の人々の暮らしを支えていた技術やデザインに光をあて、人々がいかに自然と共生し、地球にやさしい生活を送っていたかを生き生きと描き出します。
著者自筆の豊富なイラストも必見!
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生活術よりは建築が主ですが、江戸時代の生活も感じられる本です。
大江戸リサイクル事情
江戸庶民の合理的な暮らしの知恵の数々。“江戸”は壮大なリサイクル都市だった。
藁、竹、下肥、灰など、太陽エネルギーを有効利用していた江戸庶民の生活を図版多数でビジュアルに紹介。
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江戸時代の暮らしに戻ろうとは思いませんが、循環型社会の基礎はここにありました。
追跡!私の「ごみ」
さっきまで自分のものだったのに、家の外に出したとたんに公共のものになり、わたしたちの目の届かないところへ持ち去られる「ごみ」は、どんな人生を辿るのか?消費大国アメリカの女性ジャーナリスト、エリザベス・ロイトは、自分のごみを最後まで見届けると決心して、ゴミ回収トラックのあとを追う冒険の旅に出た。
埋立地、焼却場、下水処理場、くず鉄工場、再生紙工場、文字通りごみにまみれた取材に立ちはだかる障壁をものともせず、ロイトは行く。
そして、彼女が目撃したごみの真実とは?知ってしまった人の消費生活は必ず変わる!Amazon商品ページより
自分が出したごみがどこに行くのか、調べるきっかけになった本です。
「脱使い捨て」でいこう!
のどが渇けばペットボトル飲料やコンビニコーヒー、忙しい日の晩御飯はデパ地下の惣菜を並べて完了。
それほど贅沢しているわけではなくても、私たちの生活は、「地球を使いすぎ」ています。地球を公平に将来にわたって共有していくために、今こそ「持続可能な消費と生産=使い捨て型ライフスタイルからの脱却」にシフトするときです。
そして、誰もがそれを選択するためには「社会のしくみ」が必要です。本書は、レジ袋、ペットボトル、使い捨て品、過剰包装、製品の長寿命化、食品ロス、といったアイテム、項目ごとに、 国内外の「脱使い捨て」の政策・取り組み事例を豊富に紹介し、日本のしくみづくりに向けた考察を加えています。
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各国がどのように対策しているのか紹介されています。
さらば、食料廃棄 捨てない挑戦
獲った魚の5割は瀕死で海に捨てられ、スーパーは食べられる商品を大量廃棄。
悪い冗談のような現実と、浪費社会に立ちむかうユニークな試みを追った渾身のルポ。エネルギー・食料自給問題に直面する日本人の羅針盤。
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食品ロスについて学びはじめた初期に読んだ本です。ショックでした。
世界の食料ムダ捨て事情
食べ物を買っておきながら、結局食べきれずに捨てる。誰しも経験のあるこの行為、じつは途上国の飢餓と結びついている。
でも具体的にどうつながっているのか?それを解き明かすのが本書のテーマだ。スーパーのゴミ箱のなかから拾い集めた食材だけで数年間生活し、食料大量廃棄を目の当たりにしたジャーナリストがついに発奮。
消費者、生産者、小売業者、そして国家が無理なく実現できるムダ捨て削減策は何かを探っていく。
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捨てた方がラクいう悲しい現実。
ゴミ分別の異常な世界
分別すればごみが減り、再生品も増え、環境にやさしいと信じる人は多い。だが現実は矛盾と弊害だらけである。
世界一の分別数34を誇る“徳島県上勝町”の哀しき結末から、細かく分けてもリサイクル率が上がらない“愛知県碧南市”、業者と自治体の癒着で収集費に巨額の税金をかける“東京23区”など、日本各地の呆れた実態を徹底レポート。
エコ推進の合い言葉「混ぜればごみ、分ければ資源」を再検証する。
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決して分別を否定している本ではない。
プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する
魚は、もはや今までの魚ではない
「便利」の代名詞、プラスチックはリサイクルもされず、膨大な量が海へと流れ着く。レジ袋を詰まらせて死ぬ海鳥、魚網を飲み込んで餓死するクジラ、プランクトンと間違ってプラスチック粒子を食べる魚。
環境ホルモンを溶出するプラスチックを、海洋生物が食べていることの意味とは?北太平洋ごみベルトを発見した海洋環境調査研究者が徹底解明!
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読んでいて難しい本だったので、繰り返し少しずつ読みました。決してプラスチックが悪な訳ではない。
沈黙の春
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったR・カーソン。
海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏付けられた警告は、初版刊行から四十数年を経た今も、衝撃的である。
人類は、この問題を解決する有効な手立てを、いまだに見つけ出してはいない。歴史を変えた20世紀のベストセラー。
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10代で出会っておきたかったと後悔した本。
13歳からの環境問題
「人類の存亡に関わる地球異変にストップをかけよう」と声を上げ始めた若者達。
地球温暖化、異常気象、石炭火力、森林破壊、生物の多様性、プラスチックゴミ。その実態と立ち遅れた日本の対策、解決方向を解明。
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若者向けに書かれた本ではないです。大人も子どもも知ってほしい。
シンプルなクローゼットが地球を救う ファッション革命実践ガイド
『ファストファッション』で衣類の大量生産・廃棄の現状を告発したジャーナリストが、「では、どうしたらいいの」?について、とことん考えた。
必要な服だけ残す方法、リセールや修理のコツから、社会的アクションまでを伝授。
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読んでいてちょっともの足りなさはありましたが、ファッションを楽しみたいけど環境問題も気になるという方へはおすすめ。
世界があっと驚く 江戸の元祖エコ生活
江戸は世界で一番進んだエコ都市だった!
環境への関心が高まるなか、限られたモノを賢く使いまわし、お金はなくとも毎日を楽しく心豊かに暮らした江戸の人々の「知恵」と「工夫」と「心意気」を、当時の図絵とともに紹介。
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読んでいてワクワクする!絵も多め!
複合汚染
工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく。
毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。おそるべき環境汚染を食い止めることは出来るのか?
小説家の直感と広汎な調査により、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた衝撃の問題作!Amazon商品ページより
1979年の本ですが、今読んでも刺さる。
捨てられる食べものたち
【東京都民1年分の食料を捨てる国。どうする?食品ロス大国ニッポン! 】
「食品ロスってそもそもなに? なぜ生まれるの?」「日本の子どもは給食を年間7キロ食べ残してるってほんと?」
食品ロス問題ジャーナリストが食品ロスの現状、世界と日本の食料事情などをイラスト付きでわかりやすく解説。驚くような食の現実と、これからの向き合い方を考えるための入門書。
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問題ごとにまとめられていて、わかりやすく読みやすい本です!お子さんも読めるかと!
ごみと日本人 衛生・勤倹・リサイクルからみる近代史
ごみ問題の誕生は、日本の近代化・産業発展と表裏一体の関係にある。
本書は、この問題を通じて日本近代史を読み解くものである。
開国で江戸の街はどう変わったか?松方デフレがごみ問題に与えた影響とは?与謝野晶子はなぜ廃物利用を批判したのか?東條英機はなぜごみをあさったのか?ごみにまつわる詳細なデータと象徴的なエピソードで、幕末から敗戦に至る日本の歩みを描き出した意欲作、ついに刊行。
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時代を追いながらごみ事情がわかりやすく解説されています。戦時中のごみ問題について学ぼうと思ったきっかけになった本。
「環境の科学」が一冊でまるごとわかる
新型コロナウイルスの影響により世界的に人が動かなくなったことで、地球の環境が一時的によくなっているというニュースを目にすることがあります。人間の活動により、人間にとっての地球環境が急激に変化し続けていることは確かです。
温暖化一つにしても、さまざまな見解がありますが、「環境問題」について、自分の頭で考えるためには政治や経済などに影響されない科学的な知識が必要になります。
本書では、環境問題の基礎知識と歴史から始まり、人々の関心の高いさまざまな環境とその問題について、とにかくニュートラルな目線で易しく解説していきます。
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環境問題も始まりから、食品ロス・プラスチックごみ・エネルギーなど広く学べます。
データでわかる 2030年 地球のすがた
「うさんくさい」「きれいごと」だと思われてきた「地球全体の問題」について、一般の人々も切実なテーマとして関心を寄せるようになりつつある。企業も「規制があるから仕方なく対応」「環境問題に配慮しすぎると成長が止まる」といった旧来型の発想からの転換を求められている。
本書は、いま世界でなにが問題視されているのか、このままの状態が続くと近い将来地球がどうなるのかをわかりやすく説明。
先行する欧米企業がどのような動きをし、投資家がどう見ているのかについても紹介する。Amazon商品ページより
ビジネス目線で環境問題が学べます。ウナギ問題を知ったきっかけの本。
水問題の重要性に気づいていない日本人 「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで
人間にとって不可欠な「水」。
現代日本では、水道の水でなく、ボトルの水を買って飲む人が多くなってきた。ガソリンが、1リットル120円ぐらいであることを考えれば、ボトルの水は、それよりもはるかに高い。「水は買うもの」というのは、正しいか、幻想であるか?
そもそも最近では、高度浄水処理を取り入れているケースが多い水道は、ほんとうに「マズイ水」であるのか?さまざまな所に、「名水」と呼ばれる湧き水があるが、その実態はどのようなものであるか?
日本人は、蛇口をひねれば水は出るものと思っている。世界を見渡すと、生活に必要な水に不自由している地域が数多ある。本書では、「水問題」を専門とする気鋭のジャーナリストが、「おいしい水の話」から「酸性雨の話」まで、わかりやすく説き明かす。「水」についての興味がふつふつと湧いてくる一冊である。
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ごみ問題に関する本ばかりを読んでいたときに、水問題?!と再度認識させられた本です。
大豆と人間の歴史
人類が初めて手にした戦略作物・大豆。その始まりは、日本が支配した満州大豆帝国だった。
サラダ油から工業用インク、肥料・飼料、食品・産業素材として広く使われ、南北アメリカからアフリカまで、世界中で膨大な量が栽培・取引される大豆。
大豆が人間社会に投げかける光と影、グローバル・ビジネスと社会・環境被害の実態をあますところなく描く。
Amazon商品ページより
人間は大豆の奴隷だなとか思ってしまった1冊。
地球を滅ぼす炭酸飲料 データが語る人類と地球の未来
「炭酸飲料が地球を滅ぼすわけないだろう」と思われるかもしれないが、炭酸飲料に大量に含まれている甘味料は、トウモロコシからできており、トウモロコシは大規模農場で作られ、農場を耕すトラクターの燃料の石油、大量の水、農薬が必要となり、それらがもたらす環境汚染や温暖化。実はすべてがつながっています。
大学で気候変動の講義を受け持つことになった著者のホープ・ヤーレンは、まずは自分自身が地球の変化について知るべきと、アクセス可能なデータベースに片っ端から当たっていきました。
「食糧」「エネルギー」「温暖化」を、世界で最も影響力のある100人に選ばれた女性科学者が、淡々と冷静に解説。
やっかいな問題が、高校生からシニアまでスッキリわかる1冊になっています。巻末には、1人から、今日からできる行動の指針を収載しました。Amazon商品ページより
タイトルと中身が合ってない本。ですが人口・寿命・栄養・食物・エネルギーなど幅広く掲載されています。
マッキンゼーが読み解く食と農の未来
グローバルと他産業の視点なしには、日本農業の未来戦略は立てられない!
本書は、世界的なコンサルティング企業マッキンゼーが全世界での知見を生かして示す農業改革の書。食と農のグローバル・メガトレンドを、(1)マクロエコノミクスの変化、(2)抜本的な技術革新、(3)政策・規制の変化、(4)食習慣・食生活の変化、(5)農薬・種子・肥料など上流プレイヤーの変化、(6)消費者ニーズの変化、(7)代替品・代替手法の進化、(8)新規参入プレイヤーの8つのポイントで整理。
それぞれが日本農業にどのような影響を及ぼすのかを解説し、日本農業の潜在力を最大に発揮させる戦略を提言する。
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図やグラフで多く表現されていて、理解力が乏しいわたしでも読めました!
76億人が暮らす「一軒家」地球で起きていることにはすべて理由がある
誕生から46億年経った地球にあって、人類が現れてからまだ700万年にすぎない。2億年にわたり生きのびた恐竜も6500万年前に滅んだが、その要因は自然現象とされているのに対し、地球温暖化は人類が自ら招いたことである。
温暖化に代表される環境問題は、250年前の産業革命を契機にはじまったものであり、人類が選択した資本主義経済の産物なのだ。
今日の環境問題はもはや、一部の国や企業だけで解決できるものではなくなっている。76億人が暮らすこの地球という「一軒家」を、いかに持続可能なものとするか。この問いに対して、一人ひとりが「私の家=地球」という意識をもって見識を深め、自らにできることを問い続け、実践していくしかない。
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DRAWDOWN 地球温暖化を逆転させる100の方法
世界をリードする科学者と政策立案者の綿密な調査に基づく、地球温暖化を逆転させる最も確実な100の解決策。
地球温暖化を「逆転」させる具体的な方法を示した、世界が注目する唯一の書。
食品の生産から消費まで、再生可能エネルギー、環境保全型農業、電気自動車、教育、水、森林、ネットゼロエネルギービルをカバー。
水素-ホウ素核融合、ハイパーループ、微生物農業、スマートグリッド、二酸化炭素の直接空気回収など、20の革新的な技術も紹介。Amazon商品ページより
環境問題に関するキーワードがデータと共に解説されています。すごい情報量なので飲み込むの大変。
地球に住めなくなる日 気候崩壊の避けられない真実
気候変動の実態は、思っているよりはるかに深刻だ。現状のままでは、2050年までに100都市以上が浸水し、数億人が貧困にあえぐことになる。
温暖化がもたらすのは海面の上昇だけではない。殺人的な熱波、大洪水、大気汚染、経済破綻などさまざまな影響をあたえ、壊滅的な危機へと向かわせるのだ。
いま何が起きているのか、気候変動により生活はどう変わるのか?近い将来に訪れる衝撃の世界をリアルにあぶりだす、話題騒然の警告の書。
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ここ数年で発生頻度が高くなったような気がする水害。日常になるのは怖い。
2060未来創造の白地図 人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる
環境に応じて色や形が変化する服、砂漠でも宇宙でも作れる寿司やステーキ、空飛ぶ車椅子が飛び交う都市。
夢から“あたりまえ”になっていくこれからの進化、そしてそれらを形にするために必要な「未来の部品」とは?
生活・文化、食と農、都市と交通、知覚と身体性、医療・ヘルスケア、宇宙・地球・環境、知の未来・知の進化などあらゆる領域について、全世界80ヶ国・約2億件のイノベーションデータから未来像を描き出す。
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技術で解決する環境問題もあるかもしれない。
身近なプラスチックがわかる
レジ袋の有料化にはじまり、プラスチックについてよく耳にするようになりました。そもそもプラスチックとはどのようなものなのか? 私たちの生活に密着しているプラスチックについて、実はあまりよく知られていないのではないでしょうか?
プラスチックからどのような製品が生まれ、使用されているかを知り、環境に配慮した最新のプラスチック技術についてもイラストを交えながら解説します。
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プラスチックのメリットもデメリットも学べる1冊です。学校などで教科書として使っても良いんじゃないかと思いました。
甘いバナナの苦い現実
名著『バナナと日本人』から約40年。バナナを通して世界と日本を見つめ直す。
日本人がもっとも多く食べている果物バナナはなぜ安いのか?主な輸入先のフィリピン・ミンダナオ島では農薬の空中散布による健康被害や不公正な多国籍企業の活動が目立つ。
栽培・流通の知られざる現状を詳細に調査し、エシカルな消費の在り方を問いかける。
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数年前に読んだ本ですが、2022年にフィリピン政府がバナナ値上げを要望というニュースを見てこの本を思い出しました。「困窮するバナナ農家に希望を与えてほしい」と訴えていた。
生態学者の目のツケドコロ 生きものと環境の関係を、一歩引いたところから考えてみた
生態学とは、生物とそれを取り巻く環境の相互作用を考える学問分野です。生物学の一分野ですが、地質学や地理学、気象学などといった分野とも関連性が高い、総合的な学問です。
世界的に関心が高まっている、生態系や外来生物、生物進化、生物多様性、環境問題といった話題について、親しみやすくやさしい文章で、生態学の考え方を紹介します。
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こういう目線もあるのかと改めて考えさせられた本でした。凝り固まっていた頭をほぐされました。決して攻撃的な言い方ではなく、スッと入ってくるような文章。
生物多様性を問いなおす 世界・自然・未来との共生とSDGs
生物多様性を、「生物資源」と人類の「生存基盤」というふたつの価値と、その両方を統合した「地球公共財」と位置づけて考察。
自然共生社会の実現やSDGsを見据え、将来世代に引き継ぐべき「3つの共生」を提起する。
TRC MARCより
人間は支配者ではなく一員。勝手していい訳じゃない。
食にまつわる55の不都合な真実
日本人の40代男性は34.6%が肥満。東京都の食料自給率は1%!小学生の約5%がアレルギー体質!?もし食料輸入が止まったら、肉は10日に1食!
統計で読み解く、知られざる食の不都合な真実とは?
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日本の健康や食の安全、農業や自給率まで詳しく知ることができます。
戦争って、環境問題と関係ないと思ってた
ぼくらは「敵」なるものから自分を守ろうとして、自分の住む地球という惑星そのものを破壊しようとしているのだ。
戦争、そしてその準備のための軍事開発による環境問題、戦争をカネに変える方法などを取り上げ解説。
TRC MARCより
ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに読んだ本。戦争が終わっても、その土地が元に戻るにはいったいどれだけの月日が必要なのか。
はじめてのエシカル 人、自然、未来にやさしい暮らしかた
エシカルって何だろう? そんなふうに思っていらっしゃる方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊ができました。
エシカルとは、「私にいい」と「世界にいい」をつなげていくこと。
この本では、エシカルな毎日のために、日々の暮らしで実践できるさまざまな工夫、変わり始めている企業の最前線をお伝えします。
たとえば、食品の選び方やファッションとの付き合い方。たとえば、トヨタ、イオン、パタゴニア、ピープルツリー、時代を先駆けて動き始めている企業の変化。東京オリンピックを前に注目されている考え方を、具体的な事例とともにわかりやすく説明します。
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エシカルという言葉の入門書。
フェアトレードのおかしな真実 僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た
身近にあふれる「人と地球にやさしい」は本当に世界を良くするのだろうか?
もはや手放せないスマートフォンやタブレット型PC、毎朝のコーヒーや量産されるファッショングッズが紛争や人権侵害のもとに成立しているとしたら。
公正さや社会貢献を認証するはずのラベルが単なる売り文句になっているとしたら。「このコーヒーを飲めば、アフリカの貧しい人が救えます」
「このアクセサリーを買えば、恵まれない子どもたちが学校に通えます」信じてもいいのだろうか?
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環境ラベルが信じられなくなった。いつもよりちょっと高いチョコレートを買い、おいしー!とか言いながら食べるだけで、誰かが幸せになるなんて信じられないと思うようになった。
チョコレートの真実
世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。
カカオ生産の現場で横行する児童労働の実態や、巨大企業・政府の腐敗。今なお続く「哀しみの歴史」を気鋭の女性ジャーナリストが危険をおかして取材した、「真実」の重みが胸を打つノンフィクション。
カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない。
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チョコレートの味を知らずにカカオ生産現場で働く子ども達。横取りしているわたし達。
サステナブル・フード革命 食の未来を変えるイノベーション
気候変動や人口増加により、地球規模の食の危機が始まっている。
こうした危機をいかに超え、持続可能な未来をひらくか?環境ジャーナリストである著者は、食と農業の未来を変える世界各地のイノベーターたちを取材。
その活動とビジョンを通して、新たな指針を提唱する。それは最先端テクノロジーと環境エコロジーをともに活かす「第3の方法」だ。
たんなるフードテック礼賛でもなく、エコやオーガニックの主張でもない、それらを統合した道こそが「持続可能で公平な食農システム」をもたらす。
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アイデアが溢れている1冊。培養肉の話は興味深かった。
ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治
若手研究者が新宿区内で9カ月にわたってごみ収集を体験。
清掃という仕事の奥深さ、日があたらない場所で真摯に働く職員の姿、歌舞伎町や新宿二丁目のごみ事情、民間委託の問題点、そして本来の地方自治のあり方について論じる。
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2018年発売の本です。日々お世話になっており身近な仕事だと思うのに、知らないことばかり。
ごみ収集とまちづくり 清掃の現場から考える地方自治
緊急事態宣言後、巣ごもり生活が続き大量のごみが毎日排出されている。エッセンシャル・ワーカーと称されるごみ収集に従事する人々への関心は一時集まったものの、日ごとに薄れていき私たちは日常に戻りつつある。
だが、ごみ収集とはさまざまなイシューを背景に持ち、共存と共生の示唆を含む、社会を照らし出す鏡でもある。
本書は、ごみ収集という清掃事業の奥深さを伝えるとともに、清掃事業を体系的に理解するための手がかりを提示する。コロナ禍での東京都北区での清掃労働体験、新宿二丁目での参与観察などを通し、現場で活躍している人々を活写し、同時に清掃行政、清掃差別の実態に迫る。また、女性の活躍、住民と行政の協働による繁華街の美化、さらには産業廃棄物業界の概要とそこで推進されているDXまでにも視野を広げる。
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先ほど紹介した『ごみ収集という仕事』の続編で2021年発売の本です。コロナ禍のごみ収集事情が見えます。
プラスチックの現実と未来へのアイデア
プラスチックが大量生産され、社会に広まり始めてから約70年。
人類に大きな利便性と利益をもたらした一方、水に溶けない、腐食しないという素材の特性は、生態系に悲惨な影響をもたらしました。中でも近年、国連環境計画(UNEP)が、世界が直面する最大の危機と考えているのが、プラスチックによる海洋汚染=「プラスチックスープ」も含めたプラスチックの環境汚染です。そのプラスチックの現状をつまびらかにし、これから進めるべきポストプラスチックの世界を実現するためのアイデアを提案します。
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プラごみ問題では後進国、日本です。
「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護
自然を「元来の姿」に戻そうとしてきた自然保護活動。
外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去。しかし、それで本当に、地球の自然が守れるのか?著者は「手つかずの自然こそ至高、自然を元の姿に戻すべき」というこの価値観が、じつはアメリカでつくり出された「カルト」であり、科学的にも、費用対効果からも、実現不可能な幻想であると、世界各地の実例から示していく。
自然を「かくあるべし」と限定してきた過去の自然保護のあり方を批判し、自然をもっと多面的なものととらえ直して、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。
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「自然」という言葉は気軽に使いがちだが、改めて「自然とは」を考えさせられた本。人間が手入れしたのは自然?
だれでもできる地球を守る3R大作戦
わたしとみんなと地球のために家庭、学校、職場でできる3つのR、リデュース=減らす、リユース=再使用、リサイクル=再生利用。できることから少しずつでもはじめましょう。さあ、3R大作戦の開始です。
地球環境問題やごみ問題について、ちょっとした知恵と工夫で家庭や学校、職場でできる3つのR、Reduce(減らす)・Reuse(再利用)・Recycle(再生利用)について解説する。
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少々古い本ですが、今も昔も基本は同じ。
図解でわかるカーボンリサイクル
SDGsの目標でも掲げられているカーボンリサイクル。
地球温暖化ガスとして問題視されるCO2の排出量を抑え、原油などの化石燃料をはじめ多くの資源を輸入にたよる日本にとって、CO2をエネルギーとして活用し、循環させる未来につながる技術です。経済産業省内に「カーボンリサイクル室」が設けられ、注目度が増しています。国のエネルギー技術戦略策定や、さまざまなエネルギー分野の調査研究を受託するカーボンリサイクルを国内で一番理解するエネルギー総合工学研究所の博士たちによるカーボンリサイクルの実践書です。
エコでクリーンなエネルギーとして注目されるカーボンリサイクルのしくみ、実践方法がよくわかります。Amazon商品ページより
資料っぽい。初心者向けではない。図もグラフも文字もぎっしりで情報量が多い。この本はシリーズでいろいろ出ているが、情報過多で飲み込むのが大変。
【図書館で借りてからの購入をおすすめします】
選書の参考になれば幸いです。
かわさんどっとわーく:まずは「知る」ことから!続!おすすめ本まとめ【環境問題系】
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その他おすすめ本まとめ
かわさんどっとわーく:暮らしを見直すときかも!続!おすすめ本まとめ【暮らし系】