卵の殻と酢で「にがり」ができる?卵の殻・酢・豆乳で豆腐を作る。

卵の殻と酢で「にがり」ができる?卵の殻・酢・豆乳で豆腐を作る。 作ってみた

ゼロウェイストとミニマリストを両立させたい主婦です。

材料は豆と水のみ!ひよこ豆で豆腐を作ってみた。
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かわさんどっとわーく:材料は豆と水のみ!ひよこ豆で豆腐を作ってみた。

先日、豆腐パックのごみをどうにかしたいということで、にがりを使わずに作れるひよこ豆豆腐を作りました。その後、だまにならないようにおいしく作るコツはないのかといろいろ調べていたところ、なんと卵の殻と酢がにがりの代用になるということを知りました。

これも家にあるものでできる!とさっそくレッツクッキング。

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にがり代用品の作り方

にがりもどきの作り方はこちらを参考にしました。

材料

  • 卵の殻

参考動画通り、卵の殻1つに酢は50mlで準備。
今回は卵の殻3つ、酢は150ml(写真は100mlになってますがあとで追加しました)で作りました。

卵の殻は石けんと重曹で洗い、水分は完全に拭き取りました。卵は洗浄して出荷されていると聞きますが、少々不安なのでよく洗い、また水分による腐敗が怖いので念入りに乾かしました。

作り方

卵の殻を細かくします。

適当な容器に細かくした卵の殻と酢を入れます。

これを4日ほど常温におきます。

瓶の蓋はきっちり閉めず(密閉しない)、ホコリよけにのせるだけにします。

卵の殻と酢を合わせたら発泡が始まりました。酢のにおいがツーンとします。

常温において2日後の様子。

常温において4日後の様子。

4日経過したら殻や薄皮などをこし、ついににがりもどきの完成です!
なめてみると酸味は全くなく、スルメイカの干物のような香りがします。

こすときは晒しや布巾を使うとごみが出なくておすすめ。

残った卵の殻はコンポストに捨てます。

 

さて、にがりもどきが完成したので、さっそく豆腐を作っていきます。

にがり代用品を使った豆腐の作り方

上記で紹介した動画では大豆を煮てこしてという工程で作られていましたが、めんどくさがり代表はスーパーで買ってきた豆乳と電子レンジで加熱する方法で挑戦です。

材料

  • 豆乳(大豆固形分10%以上の豆乳)
  • にがりもどき(以下「にがり」という)

今回はスジャータの豆乳を使いました。
キャップ部分がプラスチック以外のが良かったのですが、それらしい商品はありませんでした。残念。

ちなみにいつも常備しているキッコーマンの豆乳の大豆固形分は8%以上。

我が家の近所にあるイトーヨーカドー 船橋店の地下にある『わくわく広場』に大豆固形分13%という豆乳が売っていたのですが、ペットボトルに入っていたので諦めました。

作り方

今回作ったにがりが市販されているにがりと同等に効果があるのか不明でしたので、にがりを多く入れている、なおかつ市販の豆乳と電子レンジで作っているレシピを探したところ、

Cpicon 電子レンジで!マグカップ手作り豆腐 by パパンダシェフ

こちらのレシピが良さそうでしたので、これを参考に豆腐は作っていきます。

豆乳100mlをカップに入れ、そこににがり5mlを入れて混ぜ、電子レンジに入れます。
にがりの量で様子が変わるのを見たいので、比較用に豆乳100ml、にがり10mlのも作りました。

まずは600Wで1分。そこから10秒ごとに様子を見て、中心がブクブクしてきたら電子レンジから取り出します。

熱々のうちにカップに蓋をし、

(ダイソーに売っているマグカップ用のシリコン蓋、配色があれにしか見えなくて困っている)

タオルで包みしばし放置。

できあがった豆腐がこちら。

左が豆乳100ml、にがり10ml。右が豆乳100ml、にがり5mlです。

いざ!実食!

豆乳100ml、にがり5mlはかなりゆるいですが、中心部分はスプーンですくって形を保てるぐらいに固まっています。味はしっかり大豆の豆腐です。

豆乳100ml、にがり10mlはしっかりとした豆腐ができました。木綿豆腐に近いです。ただにがりが多いせいか、少々にがりの香りが残っています。水分をザル等でこすと香りはかなり和らぐと思います。それ以外は食感も味もしっかり大豆の豆腐でした。

どちらも旦那さんに味見してもらったところ、これはちゃんと豆腐ですねと言ってもらえました。

せっかくなので大豆固形分8%以上のいつも常備しているキッコーマンの豆乳でも作ってみました。

豆乳(大豆固形分8%)100ml、にがり10mlで作った豆腐がこちら。中心部分はスプーンですくって形を保てるぐらいに固まっています。

 

参考にしたレシピの仕上がりと比べると、やはり市販されているにがりよりは少々効果は劣るようです。

にがりの仕上がり具合(酢の種類が変わるだけで影響がありそう)、豆乳の種類、電子レンジの精度、火の入れ加減などを少しつづ調整すれば、手作りにがりでもしっかり豆腐が作れそうな予感があります。研究にはかなり時間がかかりそうですが。

卵の殻と酢でどうして「にがり」の代用になるのか

卵の殻の炭酸カルシウムと酢の酢酸が反応すると酢酸カルシウムなどが溶け出すらしいのですが、それらがどうやらにがりと同じような働きをしてくれるようです。

すみません、理科・化学苦手なので、あれこれ読んでこれが限界でした。

コスパやごみの量について

我が家がよく買っている木綿豆腐の場合、

  • 300グラム豆腐パック、31円
  • ごみの量はパックと蓋、20グラム

前回の手作りひよこ豆豆腐の場合、

  • ひよこ豆500グラム、645円
  • ひよこ豆約170グラムで豆腐約300グラム作れる
  • ごみの量はひよこ豆が入っていた袋、1グラム

今回の手作りにがりを使った豆腐の場合、

  • 豆乳900ml、213円
  • 酢500ml、80円
  • 卵の殻3つ、?円(1パック130円ぐらいの卵を買うことが多いです)
  • ごみの量は豆乳のパックとキャップ、32グラム

ひよこ豆豆腐よりごみの量は増えますが、コスパと手間は市販の豆腐に近づきました。また市販されているにがりはプラスチック容器に入っていることが多いですが、手作りすることでこれらのプラスチックごみも減らすことができました。

 

いかがでしたでしょうか。
前回わざわざにがりを買うのも微妙というところから、にがりが必要ないひよこ豆豆腐を作ったあとに、まさかにがりを手作りすることになるとは思いませんでした。情報収集とは大事です。しかも家にあるものでできるということであれば挑戦したくもなります。

結果、ひよこ豆豆腐のようなしっかりとした豆腐は作れずでしたが、にがりで豆腐を作るのに慣れている方にはかなりおすすめの方法かもしれません。またごみが減るのは嬉しいけど、やっぱりひよこ豆豆腐じゃなくて大豆の豆腐が食べたいわって方にはこちらが良いかと。

ぜひお試しください!

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